外壁塗装について

Exterior Wall Painting外壁塗装について

外壁塗装の際は以下の3つの項目を知ることで、基礎的な情報が得られ、失敗しない塗装が出来るようになります。

01. 塗料について

まずは塗料についてです。
外壁塗装で使用される塗料の主成分は合成樹脂ですが、そこに含まれる物質によって仕上がりの見た目や耐久性が変わります。

塗料の種類 特徴 こんな方におすすめ
アクリル系塗料 色をくっきり見せます。コスト面で優れていますが紫外線に弱いので、耐久年数は短めです。 ・こまめに塗り替えて気分転換したい
・価格を抑えたい
ウレタン系塗料 アクリル系塗料よりも防水性と耐水性、密着性に優れています。比較的安価で、バランスが取れています。 ・低予算で済ませたい
・塗料の剝がれが気になる箇所がある
シリコン系塗料 ウレタン系塗料に比べて、耐久性と対候性、仕上がりの良さに優れた上質な塗料です。現在最も人気です。 ・コスパの良い上質な塗料を選びたい
フッ素系塗料 耐久性、対候性、撥水性に優れていますが、汚れやすいデメリットもあります。美しい光沢が特徴です。 ・急こう配の屋根や大きな面積の塗装をしたい

塗料の耐用年数、平米単価別の比較表

塗装の費用は塗装する面積(平米数)で決まります。平米数×塗料の単価で、大体の費用が割り出せます。

塗料 耐用年数 平米単価相場(約3回塗り分)
アクリル系塗料 4~7年 1,000~1,200円
ウレタン系塗料 6~10年 1,800~2,000円
シリコン系塗料 8~15年 2,500~3,500円
ラジカル系塗料 8~15年 3,500~4,000円
ピュアアクリル塗料 12~15年 3,500~4,000円
フッ素系塗料 15~20年 3,500~4,500円
セラミック塗料 10~15年 5,000~5,500円
光触媒塗料 10~15年 5,000~5,500円
遮熱系塗料 15~20年 5,000~5,500円

外壁塗装はさまざまな種類がありますが、お客様の希望を実現できる塗料を選ぶことが大切です。

各塗料での費用相場

次に、建坪別で費用相場をご紹介します。予算を立てる目安にもなりますのでご活用ください。

アクリル ウレタン シリコン フッ素 光触媒・無機・遮熱・断熱
10坪 4~8万 4~8年 10~14万 14~18万 20~22万
20坪 8~16万 14~16年 20~28万 28~36万 40~44万
30坪 12~24万 20~24万 30~42万 42~53万 60~65万
40坪 16~32万 29~32万 40~55万 55~71万 80~87万
50坪 20~40万 36~40万 50~70万 70~90万 100~109万
60坪 24~47万 43~47万 60~83万 83~107万 119~130万
70坪 28~55万 50~55万 70~97万 97~125万 139~152万
80坪 32~63万 57~63万 79~110万 111~142万 159~174万
90坪 36~71万 64~71万 90~120万 125~160万 179~196万
100坪 40~80万 71~80万 99~140万 140~180万 199~218万

塗料の選び方について

塗料選びのポイントは「目的に合った塗料」を選ぶことです。
そのために、塗装会社にはあなたの目的や優先順位をしっかり伝えましょう。次のポイントについて考えを整理しておくと、伝える際にスムーズです。

  • 予 算いくらまで出せますか?
  • 塗装の範囲屋根や雨戸、雨どいなども塗りますか?
  • 付加機能遮熱、断熱、防水、光触媒機能などは必要ですか?
  • どんな色調の外壁にしますか?
  • 修繕箇所とくに気になっている箇所はありますか?
  • メンテナンス期間耐久年数はどれくらいを期待しますか?

※相見積もりの際には

複数の業者に見積もりを依頼する際は、すべての業者に同じ条件を伝えましょう。
同じ条件を伝えることで、しっかり比較する事が出来ます。

色の三属性

「色」は色相・彩度・明度から成り立っています。
色味、濃淡、明暗を左右するもので、これらの要素の違いで見た目の印象が変わってきます。

色 相 赤、緑、黄などの色の違い。暖色系だと大きく見え、存在感が増します。寒色系だと存在感が薄まります。
彩 度 色の鮮やかさの違い。彩度が低いと地味で落ち着いた印象を演出します。彩度が高い色は外壁塗装ではあまり用いられません。
色 相 色の明るさの違い。明度が高いと軽やかで大きく、明度が低いと重くどっしりした印象になります。

「色見本でカラーを選んだのに、実際に塗装したあと見るとイメージと違う」ということがよくあります。
これは色の「対比」が原因です。色の見え方は周囲の背景や近くの建物の色により異なります。
「対比」には主に次のようなものがあります。

色相対比 背景の色が影響して、本来の色と違って見えること。建物の背景と同系統の色を塗装した場合、背景に溶け込み外壁が目立たなくなります。
彩度対比 背景や周囲の色の彩度が低いと、本来より鮮やかに見えること。背景より彩度が高いカラーを選ぶと、色鮮やかに見せる事が出来ます。
明度対比 背景や周囲の色の明度が低いと、本来とは異なる明るさに見えること。背景など周囲の色が明るいと、外壁本来の明るさに見えます。

ポイント

サンプルや見本と比べると、実際に塗装する外壁は広範囲になります。広範囲になると見本よりもカラーの印象が強くなってしまいますので、選ぶ際には彩度・明度のトーンをワンランク落として考えることをお勧めします。

02. 塗装工法について

それぞれの塗装工法の特徴を知ることで、職人が今どんな作業をしているのか知る事が出来ます。

3つの塗装工法

01. 刷毛(はけ)工法

小さい筆のようなもので、細かい部分を塗装します。細かい仕上げ塗装や、微調整の際に使われます。


02. ローラー工法

長いローラー部分で広い面を塗装します。広い面を一気に塗装する際に役立ちます。


03 吹き付け工法

塗料を機会に入れて噴射し、吹き付けます。広い面を一気に塗装できます。

03. 外壁材について

外壁の種類と特徴について説明します。

外壁材 起きやすい症状 特徴
モルタル ・ヒビ割れ
・チョーキング
セメント・石灰・砂などを水に混ぜて作られた外壁。築30年近い建物はこの外壁が使われている場合が多い。
窯業系サイディングボード ・コーキング(シーリング)の劣化
・ボードの反り
・凍害
セメントなどが混ぜられて作られた板状のボード。寒い地域でよく発生する凍害に弱い。
金属系サイディングボード ・サビ
・潮風に弱い
スチールやアルミなどの金属素材をもとに作られた板状のボード。サビの発生などはあるが、断熱・防火などに優れている。
樹脂系サイディングボード ・変色
・紫外線に弱い
塩化ビニル樹脂を主な原料にして作られた板状のボード。弾力・耐久性など優れた特徴をもつ。
木質系サイディングボード ・塗装の効果が切れると劣化しやすい
・チョーキング
木材で作られた板状のボード。劣化には弱いが色合いや風情ある外壁を楽しむことができる。
ALCボード ・ヒビ割れ
・チョーキング
コンクリートを軽量化した外壁材。マンションなどでよく使われる。
コンクリート壁 ・ヒビ割れ
・爆裂
セメント・砂などを混ぜられて作られたもの。強度が高いが、防水機能等が失われると劣化が進む。凍害などが発生しやすい。
漆喰 ・汚れ
・傷がつきやすい
消石灰・砂などが混ぜられて壁に塗られたもの。メンテナンスフリーで高機能な外壁。昔から城や蔵の外壁に使われている。

外壁の特徴を知ることで、どんな塗装にしたらよいか、塗装業者が言っていることは本当か、などをあなた自身で判断できるようになります。

外壁塗装に不安を感じているあなたへ

ここまで①塗料について②塗装工法について③外壁材についてを見てきましたが、外壁塗装の種類について、分かりづらい所や詳しく知りたい情報はありましたか?

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